新庄市で火葬炉の修繕を行ないました。工事内容は１～３号炉と動物炉の主燃室セラミックス修繕です。セラミックスは大変熱効率が良く、蓄熱した熱を輻射熱で放出し、熱効率を上げます。従って、レンガ炉よりも火葬時間が早く、低燃費です。又、耐スポーリング性能も優秀です。火葬炉の様に加熱と急冷を繰り返す過酷な条件下ですと、レンガ炉の場合、使用頻度にもよりますが、スポーリングによるクラックや迫出しがどうしても発生してきます。セラミックスは、全くそれらは皆無と言う耐火材です。レンガ炉の修繕で、内部の断熱まで修理しなければならない場合がありますが、セラミックスの修繕の場合、まず殆どが表層部のみの修理で済みます。施工が容易で、レンガ炉に比べ工期が短縮されるため工事費が低コストで済みます。又、最近では、セラミックス炉+更なる燃費の向上や地球温室効果ガスの二酸化炭素の発生を抑える水性ガス化燃料製造装置を込組んだ炉が効果を発揮しております。これからもお客様に、そして地球に優しい提案を行って行きたいと思います。
担当　伊藤