この時期は山々の木々が芽吹き新緑がとても眩しい季節です。若葉のつややかな緑色から生命の力強さを感じることができとても大好きな季節です。そしてこの時期は田植えの時期でもあります。米どころ新潟では水を引いた田んぼのあちこちで当たり前のように田植えの風景が見られます。
そして私も先日、加茂市の棚田で子供たちと昔ながらの手植えによる田植えの体験をしてきました。今では、多くの小学校で田植え体験を実施しているようです。しかし、小学校の頃、そのような体験をした記憶がありません。そういうことで新潟に住んでいて恥ずかしながら今回、初めての田植え体験でした。
最初は長靴を履いて挑戦しましたが泥に埋まるとなかなか足が抜けず歩きづらいため裸足で行いました。裸足で感じる田んぼの感覚は天気も良くとても心地の良いものでした。ほんの少しではありますが米作りの大変さを体験させてもらうことが出来ました。農作物を栽培している方達に感謝です。秋には稲刈りも挑戦したいと思います。
現在、ＴＰＰや日豪ＥＰＡなどの問題があり農業に関する報道をよく見かけます。米産出額の減少、耕作放棄地の拡大、農業従事者の高齢化など様々な問題を抱える日本の農業は瀬戸際に立たされているといいます。そんな中、企業による農業の産業化の取り組みも増えてきています。グローバル化が避けられない中、当社でも農業用栽培システム開発に取り組んでいますが、より多くの世界に通用する農業が育ってほしいと願っています。
文責　大沼　典衛