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トマト栽培ハウスの現状

2013.06.17

6月に入り、日中の気温が30℃以上となる日がでてきました。日射量も上がり、生長速度が格段に速くなっています。ちなみに6月9日の新潟市の日射量は26.13[MJ/m2](気象庁より)、今年1月の平均日射量は5.5[MJ/m2]です。J(ジュール)はエネルギーの単位であり、新潟の冬と夏ではこれほど違うということが分かります。光の強さと温度とCO2濃度が光合成速度の制限因子になりますが、光の強さだけでこれほど違うと当然のことながら生長速度も違ってきます。播種・育苗から収穫まで生産計画が重要になってきます。
本システムはポット栽培ですが、培地の水分管理を特に注意して行っております。タイマーによる灌水制御だけでなく、培地内の水分を適正な値で一定に保つように制御することで、植物体にかかる変動ストレスを軽減させます。下の図に最近1週間における培地中の水分値の経時変化を示しますが、25%~30%の範囲で安定していることが分かります。天候によって、根から吸収される水分量は変わりますので、この制御でいかに厳密に灌水を行っているかが分かります。(グラフは30分毎の水分値を24時間×1週間分プロットしたもの。)各棟でECと培地温度も水分値同様に計測・自動記録をしており、栽培状況と合わせて、相関関係や最適条件を追求しています。
文責 増井 隆二

トマト栽培ハウスの現状
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